Ry0's First Blog

Python, 統計, ドット絵, その他

Python3 エンジニア認定基礎試験合格までにやったこと

 

Python3 エンジニア認定基礎試験とは

一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会が試験を行っています。

試験内容は、Python3の文法知識を問うもので、全部で40問あります。

試験時間は1時間で、合格ラインは7割となっています。

 

教材と勉強の仕方

試験勉強に使った教材は主に2つです。

 

Python チュートリアル第4版

・模擬試験

 

 

 試験は、Python チュートリアル第4版から出題されているため、基本的にこの本を読んで勉強しました。最初の方は、Google Colabにコードを入力して確認していたのですが、途中からは読むだけにしました。読んで理解できなければ検索して調べるか、あまり拘らずに飛ばして読んでいきました。

 早く合格して次に進みたかったというのもありますが、Python チュートリアル第4版自体、コードを入力しながら勉強する本ではないと感じたからです。書店で中身を見てもらえると分かるのですが、文字がびっしりと書いてあります。

 実際に手を動かしてPythonを学びたい場合は、以下の本をお勧めします。

 

 

 この本は、Pythonエンジニア育成推進協会が監修している本です。本の前書きには「Python3 エンジニア認定基礎試験を学習される際の補助教材として、活用いただけることを期待しています。」1)また、「Python チュートリアルに準拠している」1)と記載されています。

 なので、Python チュートリアルを読みつつ、Python3 スキルアップ教科書で学ぶ流れが苦痛が少ないのかと思います。この本を知ったのが試験1週間前でした。。。

 Python チュートリアルを読むだけでも自分は合格しましたが、手を動かさないと退屈かと思います。

Pythonチュートリアルを1周した後は模擬試験を受けました。

模擬試験は、以下のサイトものを受けました。

 

DIVE INTO EXAM

PRIME STUDY

 

 DIVE INTO EXAMは無料の会員登録をする必要があります。会員登録後は何回でも受けることができます。

 私は、正解率が90%になるまで、このサイトで模擬試験を受けました。間違えたところは、Python チュートリアルを確認して、蛍光ペンで線を引きました。

 

 次に、PRIME STUDYの模擬試験を受けました。PRIME STUDYは会員登録する必要はありませんが、試験結果を確認するために、試験を受ける度にお名前とメールアドレスを入力する必要があります。お名前に関しては適当で構わないと思います。

 PRIME STUSYの模擬試験はDIVE INTO EXAMのものと比べると、とても難しいものとなっています。PRIME STUDYの模擬試験は第1回から第3回まであり、私は以下のような点数でした。

 

第1回  62.5点

第2回  67.5点

第3回  75点

第1回  85点

 

 PRIME STUDYの模擬試験をやり始めたのが試験の1週間前だった事、Python3 スキルアップ教科書を進めてPython チュートリアルの理解を優先したもあり、1周ちょっとしかやっていません。確実に受かりたいなら、2周したらいいのかと思います。試験を受けるのに11000円かかるので。。。

 

 Python3 エンジニア認定基礎試験を受けてみて、模擬試験と難易度を比較すると、

 

  1. DIVE INTO EXAM
  2. Python3 エンジニア認定基礎試験
  3. PRIME STUDY

 

 の順に難しくなっていると感じました。

 

実際のところ、この試験は役に立つのか?

結論としては、

  • 転職では役に立たない
  • 個人では役に立つかもしれない

 正直な所、転職の際では役に立たないと考えています。この試験は「Pythonの文法」を問うものであり、試験に合格したからといって、自分でプログラムを書くにはギャップがあると思っているからです。また、受験者数が増えてきているとはいえ、世間の認知度は低いのかなと個人的には思っています。

 転職を考えてこの試験を受けるよりかは、もっとコードを書いて、自分の作品を作った方が自分の力をアピールできるのではないかというのが結論です。

 

あとがき

 転職では役に立たないと思います。でも、今後Pythonの勉強をする足掛かり、自信をつける上で役に立ったと思います。

 この試験を受けようと思ったのは、Pythonの基礎が出来ているんだと自信をつけるため、そして、転職をする際に企業がそれを分かってくれると思って始めました。しかし、勉強を進めていくと、「この試験って意味あるのかな?」「何の役に立つのかな?」と自問自答を繰り返して、勉強の手を止めたこともありました。

 でも、自分で始めたことだし、やり切って合格しようと思って続けました。そして合格できました。この試験の勉強で得たことは、勉強の仕方とやり切ったという自信です。

 買ったばかりの本なんて、勉強のために蛍光ペンを引いたことなんてありませんでした。もったいない、不必要になったらあとで売るって考えていたからです。でも、その考えを捨てられたのは、この試験勉強のおかげかと思います。

 

 転職では役に立たないけど、試験勉強をあまりしたことのない人、成功体験をしたい人には、勉強の仕方を工夫したり、今後自信をつける上で役に立つのではないかと思います。

 

試験は30分ほど時間が余りました。

 

 

1)辻真吾,小林秀幸,鈴木庸氏,細川康博. 『Pythonエンジニア育成推進協会監修 Python3 スキルアップ教科書』, 初版, 技術評論社, 2020, P4~P7

 

2022, 8, 28 更新